設計家とは違う立場から、
理想の住まいづくりをサポート

建築士・工務店が設計・施工のプロだからといって、必ず理想の住まいが作れるわけではありません。家と暮らしの理想の形は人それぞれだからです。その家に住み、暮らす人自身が自分の願いを整理し、しっかりと表現していくことが大切なのです。暮らしのプロである家事セラピストがそのお手伝いをするのが、新築家事セラピーです。

家族みんなに
「お気に入り」の場所がある
新居にしたいですね

加古川市で新築をお考えのNさんのお宅です。まずはご夫婦それぞれの「家のイメージ」を、思いつく言葉やイラストで描いていただきました（写真2）。次に現在の住まいで「お気に入り」「気に入らない」箇所とその理由をお聞きします。いずれも、新居とそこでの暮らしに何を願っているのかをはっきりさせる作業です。奥様のお気に入りは、お子さんと過ごす時間の長いこのリビング（写真1、3）。ご主人の希望も合わせ「家族が集まるリビングの心地よさ」が大切な要素ということが見えてきます（写真4）。次回以降は、新居への願いをより具体的にし、設計案がその願いをかなえるものになっているかを家事セラピストとともに検討していく予定です。